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ミュゼプラチナム破産報道に、過去の経験がよみがえる──仕事と信頼について

2025年8月20日

ミュゼプラチナム破産報道に、過去の経験がよみがえる──仕事と信頼について
ミュゼプラチナム破産報道に、過去の経験がよみがえる

──仕事と信頼について


今回は、このニュースを見てそのままスルーはできなかったので、いつもの定例ブログとは別に書かせていただきます。


脱毛サロンで過去最大の倒産、「ミュゼプラチナム」運営のMPH(株)(東京)に破産開始決定 


◻︎ミュゼプラチナム破産という大きなニュース

先日、信頼性の高い情報ソースである 東京商工リサーチ(TSR) のニュースで、脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」運営会社のMPH株式会社が、2025年8月18日に東京地裁から破産開始決定を受けたとのニュースが報じられました。

参考リンク:東京商工リサーチ

負債総額は約260億円、債権者は123万人以上。圧倒的な規模の破産であり、美容業界に限らず社会的な影響も非常に大きい出来事です。



◻︎若い頃の私も、給与未払いに苦しんだ経験がありました

この報道を目にした瞬間、私自身が若い頃に体験した「倒産と給与未払いの日々」が鮮明によみがえりました。

当時勤めていた会社が倒産し、社長にはとてもお世話になり、信頼に応えようと必死に働いていました。しかし、最終的には給与が約4ヶ月遅れる事態となり、国の未払い賃金立替制度で8割は支払われましたが、残り2割は戻ってきませんでした。

給与が入らず口座の残高が目に見えて減っていく恐怖。生活費のやりくりに追われながら「自分はしっかり働いているのに、なぜ生活できないのか」という不条理に直面しました。心もすり減り、あの感覚は今でも忘れられません。

国の制度があるとはいえ、実際に立替がされるまでには時間がかかります。その間に生活を維持する苦しさ、未来が見えない不安は、制度だけでは救えない部分なのだと実感しました。


◻︎信頼は制度ではなく、行動で築かれる

今回のミュゼプラチナムの破産報道でも、未払い賃金の立替制度の活用が見込まれています。しかし、それだけで従業員や関係者が受ける心の痛み、不安が消えるわけではありません。

私が学んだのは、「信頼は制度ではなく、日々の行動で築かれる」ということです。REVOLVER合同会社を経営する立場となった今、当時の経験を忘れずに、次のことを徹底しています。

  • 社員や関係者との誠実な対応

  • 未払いを生まない堅実な経営

  • 目先の成果よりも長期的な信頼を優先する姿勢

信頼を裏切らない経営こそが、会社の持続性を支える基盤であると確信しています。


◻︎最後に

若い頃の苦い経験があるからこそ、今回のミュゼプラチナムの破産報道を「過去の出来事」としてスルーすることはできませんでした。仕事を通じて信頼を積み上げることの大切さを、改めて深く考える機会となりました。


また次回も、“歩きながら考えていたこと”を綴っていきます。


REVOLVER合同会社

代表 浅岡俊光

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