情報連携の重要さについて
2025年11月27日

こんにちは。REVOLVER合同会社の浅岡です。
今日は、営業支援という仕事を続けてきた中で、改めて痛感した「情報連携の重要性」について書いてみたいと思います。
■ ミニマムなプロジェクトだからこそ見えた課題
少し前のお話です。
ある企業様から、ビジネスマッチングサイトを通じて新たに業務のご依頼をいただきました。
プロジェクト自体はミニマムな内容で、進行も「打ち合わせなしで開始したい」というご意向。
そのため、こちらもその方針に合わせ、必要な情報を事前にヒアリングしつつ進めていました。
ところが、プロジェクトを2つ並行して進める中で、いくつか“違和感”を覚える場面がありました。
・共有事項がいつも開始直前に届く
・こちらからの質問に対しても、明確な回答が返ってこない
・現場で求められる内容と、当初の要望に乖離が生じる
こうした状況が重なり、当社側では密な情報連携をお願いしましたが、その後も状況は改善されず…。
結果的に、その企業様とは継続的なプロジェクトへ発展しないまま終了となりました。
■ なぜ継続できなかったのか──振り返りから見えた2つの要因
今回の経験を振り返る中で、私自身が特に強く感じたポイントが2つあります。
1. 共有事項が直前であると、どうしても無理が生じる
当社では、プロジェクト開始前のヒアリングを丁寧に行い、
「余裕を持った準備」を心がけています。
しかし、共有事項が直前になってしまうと、現場のスタッフへ落とし込む時間が足りず、
結果的に要望とのズレを生んでしまいます。
どれだけ経験があっても、どれだけ対応力があっても、
準備期間がない状態で100%の成果を出すのは難しい。
これはどの業務でも同じだと思います。
2. 要望と現場が乖離すると成果に直結してしまう
今回、要望と実務の間にギャップが生まれた理由も、情報連携が十分でなかったからです。
「何を求められているか」が曖昧なまま動くと、当然ながら成果の再現性がありません。
営業支援は“共創”で成り立っています。
双方でゴールを共有し、足並みをそろえて進めることが欠かせません。
■ 当社にも至らない点があったのかもしれません
今回のケースについて、当社側に非がまったくなかったかと言われれば、
正直「完璧でした」と即答することはできません。
・連携方法の再提案はもっとできたのでは?
・改善策を事前に提示できなかったか?
・相手の状況をより深く推察できなかったか?
こうした振り返りは常に必要だと考えています。
ただ、ひとつだけ確信できることがあります。
■ 成果を出すためには、双方の協力が不可欠
今回の出来事は、改めて
「情報連携があってこそ成果が出せる」
という当たり前の事実を再認識させてくれました。
「任せる」の裏には、
・十分な情報
・事前の擦り合わせ
・現場と経営の認識の一致
など、見えない準備が欠かせません。
ひとつの歯車が欠けると、大きく影響が出てしまう。
営業支援はまさにそんな仕事です。
■ 当社の姿勢──“やれることは全部やる”
REVOLVER合同会社は、
プロとしての仕事を全うするために、
やれることは全部やる
という姿勢を大切にしています。
情報が不足していればこちらから取りにいき、
必要があれば改善案を提案し、
成果につながるなら工数を惜しみません。
しかし、それでも
“一方通行の努力では成果は最大化しない”
ということも、今回の経験を通じて改めて感じました。
■ 密な情報連携は、信頼の第一歩
どんな規模のプロジェクトであっても、
情報連携は成果の根幹に関わります。
・タイムリーな共有
・明確な回答
・一致した認識
・双方向のコミュニケーション
これらが揃ってはじめて、良い結果が生まれます。
今回の出来事を糧に、
私たちは今後も情報連携の質をさらに高め、
クライアント様と共に成果をつくっていく会社でありたいと思っています。
また次回も、“歩きながら考えていたこと”を綴っていきます。
REVOLVER合同会社
代表 浅岡俊光