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自分の特性と準備が大切である(第三部)──テレアポ初出勤、最初の“赤線”から学んだこと

2025年9月18日

自分の特性と準備が大切である(第三部)──テレアポ初出勤、最初の“赤線”から学んだこと

自分の特性と準備が大切である(第三部完結)──テレアポ初出勤、最初の“赤線”から学んだこと

こんにちは。REVOLVER合同会社の浅岡です。

これまで第一部・第二部では、アルバイト探しから面接、そして採用に至るまでの経験を書いてきました。今回はその続きとして、初出勤日の出来事、そしてそこから得た学びが今の私の礎になっていることについてお話しします。


◻︎初出勤、そしてはじめての電話

初めての研修担当は、今でも親しくしている竹内さん(たけちゃん)。

一見強面でありながらも気さくな人柄で、16歳の私の緊張をやわらげてくれました。商材はNTT東西の「マイライン」。当時の従量課金制の中で、家庭の通話料金を安くできる可能性を提案するものでした。

数時間の研修が終わるとすぐに、「じゃあ、現場でやってみよう」。

準備が終わればすぐ本番——そのスピード感に衝撃を受けながらも、乱数で印字された番号にひとつひとつ電話をかけ続けました。


◻︎ホワイトボードの赤線がくれた自信

夕方、一人の奥様から「じゃあお願いしてもいいわ」と承諾をいただきました。

竹内さんのサポートを受けながら、初めて“成果”を得ることができた瞬間でした。

オフィス正面のホワイトボードには、私の名前の横に黒線、そしてその後に赤線が一本。

その赤い線を見た瞬間の高揚感は、今でも鮮明に覚えています。

——これが、初めて自分の力で掴んだ「結果」でした。


◻︎家に帰ってからの練習と気づき

帰宅後、こっそり持ち帰ったトークスクリプトを姉と一緒に練習しました。

顧客役を姉にお願いし、昼間のやり取りを再現。わかりにくい言葉にはルビを振り、質問への答え方を一緒に考え、改善を重ねました。

この過程で気づいたのは、自分が「人と話すことが好き」だということ。そして、相手の声色や感情に敏感に反応できる特性があるということでした。お客様の不満を引き出し、解決策を伝えることが成果につながると実感し、自然と探究心が芽生えていきました。


◻︎今でも変わらず生き続ける礎

この経験は、単なるアルバイトの思い出ではありません。

準備が自信をつくり、数をこなすことで初めて見える景色がある

そして、人と真摯に向き合い、相手の課題に耳を傾けることが成果につながる。

この時に得た感覚は、20年以上経った今でも私の仕事の根幹にあります。

営業の現場でも、経営においても、常に「準備」と「相手に向き合う姿勢」が信頼と成果を生み出す。あの時の赤線が教えてくれたことは、今でも変わらず私を支えています。


これからもその礎を大切に、歩みを続けていきたいと思います。

また次回も、“歩きながら考えていたこと”を綴っていきます。


REVOLVER合同会社

代表 浅岡俊光

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