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自分の特性と準備が大切(第一部)──高校時代のアルバイト経験から見えた“合う・合わない”の輪郭

2025年9月4日

自分の特性と準備が大切(第一部)──高校時代のアルバイト経験から見えた“合う・合わない”の輪郭

自分を知ることと準備が大切(第一部)

──高校時代のアルバイト経験から見えた“合う・合わない”の輪郭


こんにちは。REVOLVER合同会社の浅岡です。

今日は、誰かの本や講演から得た話ではなく、私自身の体験から気づいたことを書きます。テーマは「自分の特性」と「準備」。まずは“特性”に焦点を当てた第一部です。


◻︎ 最初の一歩:16歳、ローソンの初日でわかった「違和感」

高校入学と同時に、私は近所のコンビニでアルバイトを始めました。時給は約680円。自立心が強かった私は、躊躇なく応募して、すぐに採用。

ところが初日の研修で挫折しました。「このリズムを毎日続けるのは、自分に合っていない」と直感したのです。今思えば、社会未経験の16歳が何を…と笑われるかもしれません。それでも、身体と心が出した“違和感”の信号は、嘘をつけませんでした。


◻︎ 次の挑戦:スーパーのレジ打ちで学んだ「順応」と「見切り」

その後、友人と一緒に近所のスーパーのレジに応募。即採用され、学校帰りに入るシフトで働き始めました。

向かい合ってお客様とやり取りするのはそれなりに楽しい。一方で、夕飯時のピーク帯はとにかく長い列が途切れず、自分のペースを完全に失う働き方に、次第に疲弊していきました。

それでも数ヶ月は続けられた。理由はシンプルで、主任や先輩たちがとても優しかったからです。休憩中も帰り道も、よく声をかけてくれて、人の温かさに救われました。ここで得た学びは二つ。

  • 順応の努力:合わないからとすぐ投げ出さず、環境に合わせて工夫する姿勢。

  • 見切りの判断:それでも根本的に合わないと感じたら、早めに方向転換する勇気。

この**「順応」と「見切り」の両輪**は、今の私の判断軸の土台になっています。


◻︎ 転機の前夜:16歳最後の月、テレアポという“未知”に向かう

長くは続けずレジのバイトを辞め、17歳になる直前、私は今につながる業界へ足を踏み入れます。

求人はタウンワークで見つけました。記憶にあるのは「高校生可」「時給が高い」という文字。しかし勤務地は**電車・バス**が必要な距離。少し悩みましたが、すでに原付免許を取っていた私は、「通える」という確信が判断を後押ししました。振り返ると、**移動手段の選択肢を持っていたこと自体が決定打のひとつ**でした。


◻︎ 電話一本に込めた“初手の準備”

応募の電話は正直、手が震えるほど緊張しました。今のようにスマホも高速ネットも当たり前ではない時代。

私は姉に相談し、電話の最初の一言や要点の伝え方を簡単に練習してから臨みました。さらに、相手の手が比較的空くと考え、昼どきに静かな場所から電話。いま振り返れば、これが「準備」という武器の最初の自覚的な使い方でした。

受話器の向こうに出てくれたのは、のちに仲良くなる事務の“のんちゃん”。要件を端的に伝えると、すぐに面接担当の高橋さんへ。そこで日程調整と持ち物の確認をして、すべてメモに控え、受話器を置く。心臓の鼓動がしばらく収まらず、面接当日までの数日を“どきどき”のまま過ごしたことを、今も鮮明に覚えています。


◻︎ 第一部で伝えたかったこと(この時点の私の結論)

  • 自分の特性は、現場でしか見えてこない。 机上の“合う・合わない”ではなく、やってみて身体で知る。

  • 順応と見切りは、対立しない。 まず合わせる努力をし、それでも根が合わなければ方向転換する。

  • 準備は、小さな場面から始められる。 応募の電話一本でも、練習・時間帯の選択・メモの徹底など、工夫できることは多い。

こうして16歳最後の月にテレアポの面接を迎える準備が整い、**“今の基盤へつながる第一歩”**が静かに動き出しました。


◻︎ つづく(第二部へ)

次回は、面接〜初出勤〜テレアポ現場での最初のつまずきと小さな成功、そして「準備がチャンスを掴む」と確信するに至った具体的な出来事を書きます。いまの経営・営業支援にも直結する、私の“準備論”の原点です。


また次回も、“歩きながら考えていたこと”を綴っていきます。


REVOLVER合同会社

代表 浅岡俊光

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