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自分の中に孤独を抱け──岡本太郎の言葉と営業支援の現場から学んだこと

2025年9月25日

自分の中に孤独を抱け──岡本太郎の言葉と営業支援の現場から学んだこと
自分の中に孤独を抱け

──岡本太郎の言葉と営業支援の現場から学んだこと


こんにちは。REVOLVER合同会社の浅岡です。

今回は、私が大きな影響を受けた岡本太郎さんの著書『自分の中に孤独を抱け』を起点に、自分の仕事や生き方にどうつながっているのかを改めて書きたいと思います。


◻︎岡本太郎の「孤独」とは何か

岡本太郎さんといえば「芸術は爆発だ!」の言葉で知られています。しかし、その根底には「人間は孤独を抱いてこそ、本当に自分らしい表現や生き方にたどり着ける」という思想があります。

『自分の中に孤独を抱け』では、孤独を避けるのではなく、自分の中で受け止め、力へと変えていく大切さが繰り返し語られています。誰かに迎合したり空気に流されたりするのではなく、自分の芯を貫くこと。そこにこそ勇気と生きる意味が宿るのだと。

この言葉は、経営者としても営業支援者としても、人と向き合い続ける私にとって強く響きました。


◻︎経営と芸術の共通点──未来からしか見えない評価

私は経営と芸術は同じように「孤独」だと考えています。

なぜなら、正解は誰かが教えてくれるものではなく、すべては未来から振り返って初めて評価されるものだからです。

今、目の前で「正しい」と思った選択が、数年後には「間違い」とされるかもしれない。逆に、当時は理解されなかった挑戦が未来には評価されるかもしれない。つまり、現在においては他者の評価よりも、自分の孤独な思索と経験から導き出した判断を信じるしかないのです。


◻︎営業支援の現場で感じた「孤独」

営業支援という仕事をしていると、多くの会社や人と出会います。中には良い関係を築けた相手もいれば、残念ながら良い形で終われなかった相手もいます。

別れのときには「もっと誠実に伝えられたのではないか」「自分の意志をうまく言葉にできなかったのではないか」と葛藤します。上っ面の言葉は一時的に心地よくても、芯で伝えなければ関係は長続きしない。その厳しさを私は何度も味わってきました。

それでもなお、自分が信じることを伝えることをやめてはいけない。伝わらないこともあるでしょう。しかし、その孤独を抱えてなお正直であり続けること。それこそが、岡本太郎さんの言葉にある「孤独を抱け」という精神なのだと思います。


◻︎信頼は孤独を貫いた行動の先にある

信頼とは、短期間で得られるものではありません。社会に出てからの私のテーマは常に「継続」です。

小さな約束でも必ず守る。守れなかったときには謝罪し、改善策まで伝える。その積み重ねこそが安心を生み、信頼につながります。

逆に、小さな約束を破ったり、時間を守らなかったりすることを軽視すれば、大きな信頼もやがて崩れます。登山や旅で「信頼できる仲間」とでなければ危険な道を歩めないように、仕事も同じです。孤独と向き合いながら、自分を貫いた行動を積み重ねることでしか、真の信頼は築けません。


◻︎孤独を力に変えて未来をひらく

孤独という言葉には寂しさや不安が伴います。しかし岡本太郎さんは「孤独を恐れるな、力に変えよ」と言いました。

その言葉に背中を押されて、私はこれまで挑戦を続けてこられたのだと思います。

営業支援でも経営でも、孤独な決断を迫られることはあります。多数派に流された方が楽な場面もありますが、それでは本当の意味で相手の役には立てません。信念をもって、時に厳しいことを伝える覚悟をする。その孤独を受け入れることでしか、信頼される仕事はできないのだと確信しています。


◻︎これからも「孤独」とともに歩む

『自分の中に孤独を抱け』は、私にとって自己啓発書ではなく、迷ったときに姿勢を正す「心の指針」です。

営業支援での経験、経営者としての判断、人としての生き方。そのすべてに「孤独を抱け」という言葉が根を張っています。

私はこれからも孤独を恐れず、自分の信念を持ちながら人と関わり、信頼を積み重ねていきます。そして未来から振り返ったときに「この道でよかった」と言えるように歩みを進めたいと思います。


また次回も、“歩きながら考えていたこと”を綴っていきます。


REVOLVER合同会社

代表 浅岡俊光

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