アポイント日程調整メールの正解|失礼なく返信率を上げるテンプレ&NG例(ツール活用で確定まで最短化)
- REVOLVER合同会社

- 10月1日
- 読了時間: 6分

1. はじめに

「返信がこない」「やり取りが長引く」——多くのBtoB営業で最初のボトルネックは日程調整メールです。
本記事では、返信率・確定率が上がる書き方の型、そのまま使えるテンプレ6種、やりがちNG→改善案をコンパクトに整理。最後にTimeRex/eeasyなどの日程調整ツールを感じよく併用するコツまで解説します。
2. なぜ“日程調整メール”で結果が変わるのか

商談の価値が伝わる前に「面倒そう」と思われると、返信が遅延・消失します。
目的・所要・手段が冒頭で明確で、候補提示が親切だと、相手は3秒で判断できます。
メール設計は商談化率=(接続→アポ→実施)の最初の係数。ここを整えると全体の歩留まりが上がります。
3. 基本原則:結論先出し/候補3つ+期間レンジ/スマホ1画面

結論先出し:冒頭2行で「何の目的で」「何分」「オンラインor対面」。
候補3つ+期間レンジ:10:00/13:30/16:00+「MM/DD〜MM/DDの10:00–17:00でも可」。
スマホ1画面:3〜5行+箇条書き中心。読む負担を最小化。
4. 件名テンプレ(状況別)

初回依頼:【日程調整のお願い】〔貴社名〕×〔自社名〕/30分オンライン
再送:【再送】日程調整のお願い(30分/オンライン)
仮押さえ提案:【軽いリマインド】日程の仮押さえご提案(30分)
確定:【日程確定】〔MM/DD 10:00/オンライン〕ありがとうございます
リスケ:【お詫びと再調整のお願い】本日の打合せにつき
「【】+用件+所要時間」の型で、通知だけでも意図が伝わる件名に。
5. ケース別テンプレ(そのまま使える6パターン)

5-1. 初回の候補日をこちらから提示(最頻出)
件名:【日程調整のお願い】〔貴社名〕×〔自社名〕/30分オンライン
〔相手名〕様
お世話になっております。〔自社名=REVOLVER合同会社〕の〔氏名・役職〕です。
先日の〔関心テーマ〕について、30分オンラインで概要と概算をご共有させてください。
<候補(各30分)>
・〔MM/DD(曜)10:00〕
・〔MM/DD(曜)13:30〕
・〔MM/DD(曜)16:00〕
※難しければ〔MM/DD〜MM/DD〕の〔10:00〜17:00〕でご都合の良い時間帯をご教示ください。
※対面をご希望の場合は〔訪問可能エリア〕で調整可能です。
アジェンダ(例):
1)現状の課題ヒアリング 2)概算・進め方のご提案 3)次ステップの合意
ご確認のほどよろしくお願いいたします。
――――――――
REVOLVER合同会社/〔氏名・役職〕
TEL:〔 〕 Mail:〔 〕
5-2. 相手が候補を提示 → “選んで確定”
件名:【日程確定の御礼】〔MM/DD(曜)10:00/オンライン〕
〔相手名〕様
候補日のご提示ありがとうございます。
〔MM/DD(曜)10:00〜10:30/オンライン〕で確定お願いいたします。
会議URLは前日までにお送りします。よろしくお願いいたします。
5-3. 前日/当日のリスケ(代替案は“即”2〜4本)
件名:【お詫びと再調整のお願い】〔MM/DD 10:00〕の件
〔相手名〕様
直前のご連絡失礼いたします。本日〔MM/DD 10:00〕の打合せですが、
〔理由(要点のみ)〕により再調整をお願いできますでしょうか。
<すぐに提示できる代替案(各30分)>
・本日〔13:00/16:30〕
・明日〔10:00/14:00〕
ご迷惑をおかけし申し訳ありません。最優先で調整します。
5-4. 社内調整で止まっている → “優しく前進”
件名:【リマインド】一旦の仮押さえご提案(30分)
〔相手名〕様
日程調整の件、社内ご調整中とのこと承知しました。
差し支えなければ「仮押さえ」として〔MM/DD(曜)10:00〕はいかがでしょうか(30分/オンライン)。
前日まで自由に変更いただけます。アジェンダは柔軟に組み替えます。
5-5. 予約URL(TimeRex/eeasy)+メール返信の“二択”で
件名:【日程調整】予約URL/メール返信どちらでも(30分)
〔相手名〕様
REVOLVER合同会社の〔氏名〕です。初回は30分オンラインでお願いできれば幸いです。
▼予約URL(空き時間からお選びください)
〔TimeRex or eeasy の予約URL〕
※URLが使いづらい場合は、以下の候補のいずれかをご返信ください。
・〔MM/DD(曜)10:00〕
・〔MM/DD(曜)13:30〕
・〔MM/DD(曜)16:00〕
よろしくお願いいたします。
――――
REVOLVER合同会社/〔氏名・役職〕
5-6. 確定後の“前日確認”テンプレ
件名:【前日確認】明日〔MM/DD 10:00/オンライン〕の件
〔相手名〕様
明日の〔MM/DD 10:00〜10:30〕、予定どおりで承知しました。
当日のURL:〔会議リンク〕
アジェンダ:①〜③
変更あればお知らせください。よろしくお願いいたします。
6. よくあるNGと改善案(一覧表)

よくあるNG | なぜ良くない | 改善の型 |
候補が1つだけ | 不成立時の往復が発生 | 3候補+“期間レンジ”を同時提示 |
前置きが長文 | スマホで読みづらい | 冒頭2行で結論(目的/30分/手段) |
予約URLを“強制” | 先方の都合を無視 | 予約URL+メール返信の“二択” |
署名が簡素 | 連絡手段が不足 | 社名(REVOLVER合同会社)・役職・TELを明記 |
CC過多/宛先不適切 | 誰も意思決定しない | To=決裁/実務、CC=最小限 |
アジェンダ無し | 打合せ価値が曖昧 | 箇条書き3点で期待値合わせ |
7. 運用のコツ:返信率・確定率を底上げする小ワザ

送信タイミング:平日9:30–10:30/13:30–15:30が安定。
所要時間は30分を基本(意思決定負担を下げる)。
「なぜ今」トリガーを一言(展示会拝見、ニュース拝見など)。
確定=即カレンダー招待(タイトル・URL・アジェンダ・添付)。
前回会話の要点1行を冒頭に添付(背景共有で往復削減)。
8. ツール併用で往復ゼロに近づける(TimeRex/eeasy)

ねらい:空き時間の自動抽出/ダブルブッキング防止/会議URL自動発行/自動リマインドにより、確定までの時間と手間を大幅短縮。
有効な場面:初回商談を“最短で決めたい”/同席者が多い/No-Showを減らしたい。
導入チェックリスト
Googleカレンダー連携
会議URLの自動発行(Zoom/Google Meet 等)
受付時間&前後バッファ(10–15分)
直前予約の可否(例:2時間前まで)
会議タイプ別の所要時間(初回30分/2回目45分)
事前質問(目的・参加人数・期待事項は最小限)
リマインド(前日・当日朝)
個人情報の取り扱い(自社ポリシーとの整合)
マナーの肝:予約URLの**“押し付け”はNG**。本文にURL+メール返信の二択を必ず併記し、相手の主導権を尊重しましょう。
9. まとめ&送信前チェックリスト

要点
冒頭2行で要点(目的/30分/手段)。
3候補+期間レンジで往復削減。
URLは併用、ただし二択で感じよく。
確定=即カレンダー招待が基本運用。
チェックリスト(3秒)
目的・所要・手段を冒頭に明記
3候補+期間レンジ or 予約URL+メール返信の二択
アジェンダ3点を記載
署名にREVOLVER合同会社・役職・TEL
カレンダー招待を即送付できる状態
10. 関連コラム
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11. まずはご相談ください

日程調整のちょっとした工夫で、返信率や確定率は大きく変わります。
しかし「自社にとってどの型が最適か?」「ツール導入は必要か?」は、商材や営業フローによっても異なります。
REVOLVER合同会社では、初回無料相談にて御社の営業スタイルを伺い、日程調整を含むアポイント設計の改善点をご提案しています。
・メール文面の型の最適化
・日程調整カレンダーの導入支援(TimeRex/eeasy 等)
・アポイント率を高めるKPI設計
といった実務的なアドバイスも可能です。
「商談数をもっと増やしたい」「日程調整での離脱を減らしたい」とお考えでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。



