インサイドセールスは“次の段階”へ──ブリッジセールスで商談品質と受注率を最大化する方法
- REVOLVER合同会社

- 2 日前
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はじめに
NewsPicksで話題となった「エスカレーターモデル」は、営業の“分業”を再設計する新しい考え方です。
従来の「インサイドセールス(IS)」から「フィールドセールス(FS)」へリードを流す流れに、“もう一段”設計を加えることで、商談品質と受注率を劇的に高めるというもの。
その鍵となるのがブリッジセールス(Bridge Sales)。
本記事では、実際の営業支援現場で効果を上げているブリッジセールスの仕組みと導入手順を詳しく解説します。
ブリッジセールスとは?──ISとFSの“間”を設計する新しい考え方

ブリッジセールスとは、ISとFSの間に立ち、商談前の合意形成を設計する役割です。
単にアポイントをつなぐだけでなく、
顧客の課題を言語化する
比較検討の評価軸を整理する
決裁者を含む関係者マッピングを行う
といった、商談の“設計”にあたる部分を担います。
現代のBtoB購買では、平均6〜10人が意思決定に関わると言われています。
この複雑な構造を整理し、確度の高い商談を生み出すために、ブリッジセールスの存在が欠かせません。
営業課題を解決する“橋渡し役”の力

商談ミスマッチを防ぐ
ISが取得したアポイントが、実際には「まだ検討段階ではない」ケースは多くあります。
ブリッジセールスが商談前に課題や比較軸を整理することで、No-Show(商談キャンセル)や非決裁者アポを防ぎます。
決裁者を巻き込む仕組みをつくる
ブリッジセールスは、FSが入る前に稟議用の資料や比較表を整備し、顧客企業内での合意形成を後押しします。
これにより、商談初回から決裁者が参加しやすくなり、受注スピードが加速します。
合意形成を支援する“資料設計”
社内稟議でそのまま使える「比較表テンプレート」や「稟議1Pager」を整えることで、顧客側の社内承認をスムーズに。
これが最終的に受注率向上につながります。
関連記事:
導入の3ステップ──仕組みで商談を進化させる

ステップ①:要件テンプレートを設計
商談で使う「要件定義書」「比較表」「稟議用1Pager」を統一フォーマットで整備します。
テンプレートは資料無料ダウンロードから入手できます。
ステップ②:IS→FSのSLAを策定
引き継ぎ条件(BANT・導入時期・決裁者関与)を明文化し、
「誰が・いつ・どこまで」責任を持つかを定義します。
これにより、属人化を防ぎ、再現性ある営業体制が生まれます。
ステップ③:商談前のアジェンダと稟議支援
商談前にアジェンダや比較軸を提示し、顧客と目的を共有。
これにより、初回から“結論に近づく会議”を実現できます。
成果を測るKPI──ブリッジセールス導入の効果を数値化

導入効果を正しく把握するには、「量」と「質」両面の指標を設定することが重要です。
主なKPI例
ブリッジ化率(IS経由リードのうち、設計済みで引き渡した割合)
要件確定率(商談前に課題・評価軸を整理できた割合)
商談化率(アポ→商談への移行率)
決裁者参加率(初回商談での役職者参加率)
受注率・リードタイム(商談効率の最終指標)
これらを週次レビュー+録音チェックで継続的に分析することで、営業チーム全体の再現性が高まります。
👉 実際の成果事例は支援実績例をご覧ください。
成功事例に見るブリッジセールスの効果

あるBtoB SaaS企業では、ブリッジセールス導入により以下の成果を実現しました。
No-Show率:30%減
初回決裁者参加率:1.5倍
受注率:1.8倍
リードを「引き渡す」から「設計して渡す」へと変えることで、FSが初回から質の高い商談を実施できるようになり、結果的に商談単価と受注率が安定化しました。
導入チェックリスト

商談の目的(品質/受注率/スピード)
対象企業の業界・規模・意思決定構造
IS→ブリッジ→FS間のSLAは定義済みか
評価軸(セキュリティ/拡張性/TCO/ROI)は共有できているか
比較表や1Pagerなどの標準資料は整備済みか
効果測定のためのKPIは設定されているか
定期レビュー・録音分析の体制があるか
テスト運用(2〜3ヶ月)は実施済みか
まとめ──営業の“間”をデザインできる企業が強くなる

営業組織の分業は進化を続けています。
これからの時代に求められるのは、「インサイド」と「フィールド」という二分法ではなく、その“間”をどう設計するかです。
ブリッジセールスを導入することで、
商談品質の向上
受注率の安定化
属人化の解消
が同時に実現します。
営業成果を“仕組み”で再現できる体制をつくるために、まずはお気軽にご相談ください。
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